今の時代の編集者のしごとって?
前回のレターは、深夜に勢いでまとめ、サムネもつけないまま送ってしまったので、政治的な内容もあってどきどきしていたんですが、思わぬ反響や「書き手のみに公開」のコメント機能をつかって、たくさんの方からコメントをいただきました。とてもありがたい!!
あんまりうれしかったので、そのひとつを紹介させてください(ご本人に許可をいただきました)。
こういう想定していなかったリアクションをいただけると、ニュースレターをやっているかいがあるなあ、と改めて思います。そして、じんわりとその余韻にひたりながら「書き手のみに公開」コメントについて考えていました。
無料で購読者登録できるニュースレターサービスを、ぼくは「半開きのドア」だと思ってます。入りたいひとはそこに来て、読むことができる。いっぽう書き手は即時全世界ではなく、その人たちに向けて書くことになるので、書くことの畏れを少し減らすことができ、より率直なことばを記すことができる。
全員の顔がこちらから見えるわけじゃないけど、読者の方たちが集まっている島があることは知っていて、その座標もぼんやりわかる。ぼくはなにか書きつけたものを瓶につめて、その島に流れ着く潮に乗せるようにして投げる。手紙は島の砂浜にゆっくりと漂着して、それに気づいたひとたちが、自分のタイミングで自分への手紙として読むことができる。
こういう投瓶通信的イメージ。
対して「書き手のみに公開」コメントというのは、読者からの返事の投瓶だと思うのです。これは宛先が書き手のみに限られるので、よりほんとうの手紙に近い。確実にぼくの住む島どころか、自宅のポストに届いている。だからこそ、書き手はまっすぐにコメントと向き合うことができて、自分の書いたものの手応えを知ることが出来て、ものを書くことの支えになる。
今朝起きて、イオのお世話を手分けしながら妻にそう話すと、「ニュースレターではああいう風に、気軽に思ったままの発信をしていけばいいのよ。週に8回出したっていい」といわれました(笑)。
8回はむりだけど、せっかく半分ドアを閉じた空間なので、産地直送、無農薬、泥つきの野菜、のような感じで、とれたらぱっと出していこうと思います。
気になること、聞いてみたいことがあったら、どうぞ気楽にコメントで(必ずお返事しています)
今日はぼくの仕事、編集について。