新生児がやってきた|武田俊の読むラジオ
👶今週のまにまに
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10月28日に、はじめての子どもが生まれました!予定日より10日ほど早くって、ぼくはその日、乃木坂のスタジオで新番組の収録中。立ち会えなかったことはショックだったけど、ひとりで病院に車で向かうとき、出会ったことのない感情で走ってたあの乃木坂から病院までの道のりの不思議な感覚を忘れないと思う。
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そんなだからその日も先輩ふたりと会う予定があって、飲みました。はじめての仙川のいわし料理屋さん。ものを食べ飲むたびに「これが、父としてはじめてのなめろう」「これが、父としてはじめての芋焼酎ソーダ割」「これが……」と感動しながらやっていて、毎日バタバタの今から思うと牧歌的だった。
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これからも子どものことを書きたいけれど、本人の意思確認ができないから、本名を出すのは憚られる。そこで、音が近いからイオと書くことにする。ゼウスの妻に使えた女官で、木星第一衛星の名前でもあるらしい。
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新生児ってくしゃくしゃの青紫みたいだと思っていたけど、イオは生まれてすぐから瑞々しい桃みたいピンクだった。分娩室でも「わあ、きれいな赤ちゃん」といわれていたらしい。それを聞いてにやにやする。いきなり最初の親バカを体験。
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2828gで生まれたのだけど、すでに4500gを越えている。最初は宇宙人みたいだったけど、今は目も合うようになって、だいたい何を所望されているかわかってきた。泣き始めて、すぐにその要望を当てられると「そうでしょうよ〜」と、うれしくなる。